Appleで修理料金が無料になる方法3選

こんにちは。ひろべるとです!

僕はMacの修理屋をしつつ、過去に100台以上Appleサポートへ修理に出しています。

そこで、通常有償修理となってしまうようなものでも、無料で修理できる方法があることに気付いたので、その方法を教えます。

この記事を見ることで、MacBookやiPhone等が故障した場合に、費用を抑えて無料で修理することが可能になります。

保証期間内の場合

MacBookやiPhoneなど、Appleの製品は購入してから1年の保証が付いています。

通常の使用範囲内でおきた故障に対して、無償での交換、修理対応、または返金を行なってくれます。

この辺の判断はAppleが独自に行っています。

基本的には自然故障に対する修理は、無料です。

有償になってしまうケースとしては、例えばiPhoneを落として画面が割れた、トイレに落として水没させてしまった、というような自分の過失や事故よる故障は保証が効きません。

Appleへ修理を依頼する場合、電話やチャットが便利です。

僕はあんまり電話が好きではないので、チャット使ってますが、めちゃくちゃ反応遅いのですぐに対応してもらいたい場合は、電話を選択した方が無難です。

当日対応してもらいたいくらい、お急ぎの場合はApple Store、Apple 正規サービスプロバイダへ足を運ぶと良いですよ。

保証期間から少し過ぎている場合

では、ここから少し特殊なケースでの、お得な修理依頼方法を教えます。

まず、保証期間が切れてから数週間〜1ヶ月ほど、比較的短期間だけ超過している場合であれば、わりと無料で修理してもらうことができます。

以下、ぼくがよくやってる例です。

まず、Appleへ電話します。(チャットでもいいんですが、途中で一旦切断されます。理由は後述)

無償保証期間が過ぎている事を、Apple側が把握したタイミングで

これからも、Appleの製品を末永く使って愛用したいので、何とかなりませんか・・・

という風に、悲壮感を漂わせ、更にAppleに対する愛情を表現することで、オペレーターの心を揺さぶります!!

Appleのオペレーターは相手の気持ちに同調して、こちらの気持ちを汲み取ってくれるので、

「そこまでAppleを愛して下さっているのですね・・・わかりました。私の判断で無償で修理手続きに進みましょう!」

と、なるわけではありません。

実際は

「お客様のお気持ちよくわかります。保証期間を過ぎてすぐに壊れてしまったら、私も同じような気持ちになります。」

とか、優しい言葉をかけてくれます。

この辺は徹底した教育がなされているのか、ほとんどのオペレーターがこのような対応をします。

これだけで救われた気持ちになりますが、ここで諦めてはいけません。

こちらの目的は無料で修理してもらう事なのですから。

ここで、話がうまく進んで無償修理手続きへ持っていけそうな気配を見せると、オペレーターからスペシャリストに電話を転送されます。

この手の特殊ケースは、最初に繋がれたオペレーターの独断では対応できないので必ず「スペシャリスト」と呼ばれる、いわゆる上司に電話を転送されます。

スペシャリストまで繋げてくれれば、こちらのものです!

ここまで手続きが進められれば、大抵は料金0円で修理してもらう方向に進めてくれます!

保証期間から大幅に過ぎている場合

買ってから2年以上経っており、しかもApple Care(延長保証)にも入っていないケースです。

さすがにそれは無理なんじゃないの?と思われるかもしれませんが

ある条件をクリアすると、無償で修理が可能です。

その条件とは

  1. 公式で発表しているリペアエクステンションプログラムの対象機種である
  2. 公式に発表していないが、無償修理してもらえる対象機種である

公式で発表しているリペアエクステンションプログラムの対象機種である

まず、1についてリペアエクステンションプログラムの対象機種であること、これはいわゆる車のリコールと同じ意味合いです。

Appleが公式に不具合が起こる事を認め、無償で修理しています。

このリペアエクステンションプログラムでは、他の不具合箇所もついでに直してくれる場合が良くあります。

なので、バッテリーが劣化していたり、キーボードが効かないといった不具合がある場合は、ついでに申請すると、運が良ければ一緒に直してもらえます。

特にMacBook、MacBook Air、MacBook Proのキーボード修理プログラムでは、バッテリーも同時に交換してくれる可能性が非常に高いです。

このキーボード一式を交換する場合は、バッテリーも一緒に交換してくれる可能性が非常に高いです。

というのも、バッテリーが強力な糊でくっついているので、故障している現行機から、新しいキーボードへ綺麗に移植する事が面倒なためです。

なので、バッテリーが弱っているみたいなので

「一緒に見てもらえますか〜?」

なんて付け加えておくと、バッテリーも新品になって帰ってくるかもしれません。

僕は以前「MacBook Pro ビデオの問題に対するリペアエクステンションプログラム」で50台以上を修理に出しましたが、この機種は複数問題を抱えているケースが多かったので、バッテリーも同時に交換してもらえるケースが多かったですね。

公式に発表していないが、無償修理してもらえる対象機種である

2については、公式に発表されていない無償修理プログラムがあります。

液晶コーティング剥がれ

対象機種

  • MacBook (12インチ Retina)
  • MacBook Pro Retina

対象機種は、液晶画面に施してあるコーティングがとても剥がれやすいです。

販売から4年以内であれば、無償で修理交換が可能です。

スタンドのヒンジ緩み

もうひとつは、iMac 2012以降のスタンドのヒンジが緩くなる問題です。

画面の角度を変えようとしても、自重で下を向いちゃう不具合がある場合は、修理可能かと思います。

僕が修理したケースが少ないのでなんとも言えませんが、液晶の角が少しだけ割れているような場合は、新しい液晶一式に無償交換してもらえる可能性があります。

その場合も、ついでに液晶一式も交換してもらいたいと、付け加えておくといいかもしれませんね。

このヒンジが緩くなる問題については、販売から5年以上経っても修理してもらえるケースがあるので、一度Appleに電話してみると良いでしょう。

以上です。

お役に立てれば幸いです!